DRIVER
工場や事業所から排出される産業廃棄物を収集し、適切な処理施設まで運搬する仕事です。
燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリなど20種類以上の産業廃棄物に対応し、法令に則った安全・確実な運搬を行います。
産業廃棄物ドライバーは、一般廃棄物ドライバーとしての経験を積んだ後にステップアップするケースが多く、より専門的な知識と技術が求められます。
大型車両の運転や特殊な廃棄物の取り扱いなど、幅広いスキルを身につけながら、産業活動と環境保全の両立に貢献する重要な役割を担っています。
産業廃棄物の運搬では、大型車両やウイング車、平ボディ車、ダンプなど様々な専用車両を使用します。これらの車両の運転には、大型免許やけん引免許などの資格が必要となります。当社では資格取得のための支援制度が充実しており、キャリアアップをサポートしています。
工場や事業所では、リフトなどを使用して産業廃棄物を積み込みます。お客様と直接やり取りしながら、廃棄物の種類や量を確認し、適切な運搬方法を選択します。専門的な知識を活かし、効率よく多くの廃棄物を積み込む工夫も重要です。
産業廃棄物の運搬では、マニフェスト(産業廃棄物管理票)の管理が重要です。お客様との信頼関係を築きながら、法令に則った適正な処理を行います。専門的な知識を身につけ、お客様の廃棄物処理に関する相談にも応えられるようになります。
収集した産業廃棄物は、適切な処理施設へ搬入します。廃棄物の種類に応じた処理施設を選定し、環境に配慮した適正処理を実現します。処理施設との連携も重要な業務の一つです。
産業廃棄物ドライバーの仕事は、一般廃棄物に比べて活動範囲が広く、岡山県内はもちろん、兵庫県や広島県、福山市など県外にも及びます。様々な地域を訪れる機会があり、多様な経験を積むことができます。「最初は一般廃棄物からスタートしましたが、産業廃棄物の業務に移ってからは活動範囲が広がり、驚きました。思っていた以上に範囲が広いんです。兵庫県や福山まで行くこともあります。新しい場所に行く機会があるのも、この仕事の面白さだと思います」(産業廃棄物部 小田さん/勤続10年)
産業廃棄物は種類が多様で、それぞれに適した取り扱い方法があります。特に特別管理産業廃棄物(PCB廃棄物など)の取り扱いには高い専門性が求められます。知識と経験を積むことで、専門家としての誇りとやりがいを感じることができます。当社では低濃度PCB専用タンクローリー車など特殊車両も保有しており、特別管理産業廃棄物の運搬も行っています。専門的な業務に携わることで、より高いスキルを身につけることができます。